マウスピース

 ここではマウスピースの種類、歯型の取り方、お手入れについてまとめています。 

 柔術では打撃は禁止ですが、試合やスパで縺れ合っていると肘や膝が口に当たる場合があります。前歯は欠けたり折れたりしやすく、マウスピースを嵌めていることで負傷を免れることができます。歯の治療は何十万円もかかることがあるので、試合やスパ、人口密度が高い場所で練習する場合などに嵌めると良いと思います。下記はマウスピースのメリットとデメリットになります。

[メリット]
・歯の損傷を防げる
・力を入れやすい

[デメリット]
・上手く歯型を取れないと外れやすい
・喋りにくい
・お手入れが必要
・鼻炎の方は特に呼吸がしにくい

マウスピースの種類

 マウスピースには一体成型のものと、内側と外側で材質が異なるタイプがあります。それぞれの特徴は下記になります。

[一体成型の特徴]
・安価なものが多い
・薬局などでも販売している

[材質が異なるタイプの特徴]
・衝撃吸収性が高い
・フィットしやすい
・スポーツショップやネットショップ等で販売している
・上の歯に当たる部分が柔らかく、外側が硬い

歯型の取り方

 マウスピースの歯型の取り方は下記の流れになります。各工程の秒数等は説明書に記載されていますので、そちらを参考にしてください。
1.お湯を沸かす
2.マウスピースを入れて数十秒待つ。
3.マウスピースを水に数秒入れる。
4.上の歯に嵌めて口を閉じ、数十秒型を取る。(←ここがポイント)
5.マウスピースを数十秒水に入れる。

 工程4がポイントで、歯を強くかみしめ過ぎるとマウスピースが薄くなったり、穴が開いたりします。弱すぎても型が取れないので、適度な力加減が必要です。また、歯とマウスピースの間の水分を吸い出すようにするとフィット感が増します。

 マウスピースは商品によってはやり直しが可能と記載されている場合もありますが、基本的には一発勝負になります。不安な方は安価なマウスピースで練習し、本命のマウスピースで型を取るのが良いと思います。歯科医院で型を取ってくれる場合もあるようで、電話で確認してから行くと良いと思います。

お手入れ

 マウスピースのお手入れを怠ると、下記のリスクが生じます。
・虫歯や歯周病
・細菌の繁殖や口臭
・マウスピースや歯の変色

 マウスピースのお手入れ方法として、主に下記が挙げられます。
・指や柔らかい歯ブラシを使って水道水で洗う
・超音波洗浄機を使用する
・洗浄剤を使って洗う(←おすすめ)

 水道水で洗う方法は手軽ですが、汚れを取り切れません。1~2週間で新しいマウスピースに交換する場合などはこの方法でも良いようです。研磨成分が入った歯磨き粉等を使用するとマウスピースが傷つき、汚れや細菌が入り込みます。


 超音波洗浄器で洗う方法は歯科医院でも利用されるそうですが、場所を取る洗浄器が必要になります。汚れが落ちにくい場合は専用の洗浄液も使用します。

 タブレット洗浄剤を使う方法が手軽で、筆者もこの方法でお手入れしています。手順としては
1.お椀に水またはお湯(40°程度)を150ml入れる
2.マウスピースを入れる
3.5分~1晩程度放置(長いほど良い)
4.マウスピースを水洗いし、乾かす

猫好き

名前:猫好き
年齢:30代
性別:男性
職業:会社員
趣味:柔術(2023~)
   キック(2018~)
   ヨガ(2011~)
経歴:某国立大学院卒
   空手(黒帯2段)
   合気道(白帯5級)
一言:初心者から上級者まで利用できるサイトを目指しています。

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